令和元年度函館音楽協会秋季定期演奏会

11月24日(日)15:00より、函館市芸術ホールに於いて令和元年度函館音楽協会秋季定期演奏会が開催されました。
音楽協会会員の自由な選曲による演奏ステージに加え、「日本のクラシック考~邦人作品の響演~」と題し、日本の伝統音楽と西洋音楽との融合や和と洋のコラボレーションなど、創造的なステージが繰り広げられました。
曲間には佐々木茂氏による楽曲解説も加えられ、曲が出来た歴史背景や伝統音楽の中に息づく西洋音楽の影響を感じながら、邦人作品が持つ今後の可能性を垣間見る内容となり、会場を訪れた430名程の観客からは、次々と響きわたる多彩な音色に沢山の拍手が送られました。


出演したオークリコーダーアンサンブル代表の岡部浩美氏より感想のコメントをお寄せいただきました。

現在、オークリコーダーアンサンブルのメンバーは6名、演奏活動の他にメイン事業として「函館リコーダー音楽祭」を運営していますが、東京からお招きするリコーダー講師3名の中のお一人が金子健治先生です。
金子先生はリコーダーの指導だけでなく作曲もされ、コンテストでも大人気の曲がたくさんありますが、その中の1曲が「フィエスタ」です。
リコーダー四重奏が一般的ですが、金子先生率いる手作り竹楽器の演奏団体「竹鼓舌(ちこたん)」の「バンブル・フィエスタ」は竹笛の他に打楽器等も入り、民族的でワクワクする演奏でリコーダー愛好家の憧れです。
一度は演奏してみたいと思ってもいてもなかなか機会がありませんでしたが、今回、超多忙なパーカッションの小田桐さん、そして民謡界では大師範の三味線の白鳥さんに無理を言ってお願いし、実現することが出来ました。
白鳥先生は民謡一筋で他ジャンルの音楽とは初共演でしたが、毎日毎日音源を聞き勉強して下さいましたし、小田桐さんはここは手拍子を入れて、ここは休みましょう、等メリハリを付け、演奏全体をまとめて下さいました。
お二人のご協力があり、メンバー一同、とても楽しく演奏することが出来ました。
まだまだこれからもいろんなチャレンジをして、リコーダーの素敵さを皆さまに知っていただきたいと思います。

函館音楽協会秋季定期演奏会

日時:令和元年11月24日(日)14時30分開場  15時00分開演
会場:函館市芸術ホール
チケット:一般1000円 学生500円(中学生以下無料)
問い合わせ:080-6859-8462(コンサート専用)

チケット取扱い
函館市芸術ホール、㈱河合楽器製作所函館ショップ