新年あけましておめでとうございます。

函館音楽協会会長
市川須磨子

 皆様におかれましては、平成20年の新春を晴れやかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年の函館音楽協会各事業は、会員の皆様並びに担当幹事の方々のご尽力、関係各位の皆様方のご指導・ご協力により、つつがなく遂行させていただきました。本年の事業におきましても、一層の充実を図りながら活動を進めて参りたいと思っておりますので、変わらぬご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 近年、めまぐるしく変化するの社会情勢の中で、当会のあり方・進め方も当然ながら変化を免れない状況です。特にジュニアコンサート・学生コンサートにつきましては、ここ数年の懸案事項でもありますが、次代の音楽文化を担う人材を育成するという貴重なコンセプトを保ち続けるためにも、何らかの手立てが必要となっています。
 また春季・秋季定期演奏会につきましても、演奏者としてスタッフとして、より多くの会員が関わり、技術と知恵を寄せ合って総合的な音楽ステージを作り上げることにより、地域の方々により上質で楽しい演奏会を提供できるのではと考えます。そのために、会員一人一人のお力を、今以上にご提供いただきたいと思います。話が堅くなってしまいましたが、会員同士の親睦をより深め、いろいろなお声を会の活動に反映させて行かれればと願っています。会員の皆様には、今年は少しばかり行動範囲を広げ、新年会を初めとする各事業で、より多くの方々と交流してみては如何でしょうか。
 函館市が平成18年4月に制定した「函館市文化芸術振興条例 」、昨年3月に策定されたその基本方針の中で、ネットワーク・コミニュケーション・協働などが多く謳われております。様々な「個」や「団」が相互に関連を持つことにより、より以上のまたは新たな文化芸術の発展を示唆するものです。ささやかな交流が、ひいては大きな成果に繋がる第一歩であることを今一度心新たにし、当会の一層の充実と関係各位の皆様の益々のご隆盛をご祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。