平成20年度 新人演奏会

6.jpg平成20年度、(財)函館市文化・スポーツ振興財団主催による新人演奏会(函館音楽協会 協力)が6月8日(日)15時00分より函館市芸術ホールにて開催されました。
新人演奏会は当初、函館音楽協会の事業として行っておりましたが、平成12年度より財団法人函館市文化・スポーツ振興財団の主催事業として開催され、今年で9回目を迎えました。
今回は、ピアノ独奏、フルート独奏、声楽独奏(3名)の5ステージが披露されました。
ご出演された方々からコメントを頂戴いたしましたので記載します。


佐藤知歩(フルート独唱)
新人演奏会に出演させていただき、ありがとうございました。学生コンサートに続き、またこのような機会を与えてくださって感謝しております。今回も各音楽大学出身の方々の素晴らしい演奏に刺激を受けました。演奏を通じて、聞いてくださる方々と音楽の交流ができる場をこれからもなくさないよう、私も微力ながら努力し、お手伝いできたらと思います。貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。
佐藤悠太(テノール独唱)
この度は、このような機会を与えてくださりありがとうございました。出身地函館で歌えるという機会はほとんどありません。本番当日は、のどの調子がいまひとつで自分自身納得のいく演奏ではありませんでしたが、終演後に来てくださったお客様からお褒めのお言葉を頂戴いたしました。演奏会に来てくれた方が、少なかったのが残念でした。若い世代(小学生や中学生)に生の音楽を聴いてもらうチャンスだと思います、この機会に招待したら良いと感じました。
また、函館で演奏できる機会があったらと思います。
菊地智美(ピアノ独奏)
『緊張しつつも、温かい雰囲気の中、楽しく演奏させていただきました。久しぶりに帰省し、思い出深い芸術ホールで演奏することができ、とても嬉しかったです。
改めて、お世話になった先生や支えてくれた家族に感謝し、もっと素敵な演奏ができるように、頑張っていきたいと思いました。』
山栄理子 (ソプラノ独唱)
このたび、出演する機会をいただきまして、誠にありがとうございます。ほとんど初顔合わせの方々ばかりなので、極力、打ち合わせには顔を出したり、事前に照明・音響のイベントに参加したりしました。皆様のお心遣いを受けて、とてもよい環境で出演できたことを有り難く存じます。演奏の後、お客様から「ありがとう」という言葉をいただいて恐縮してしまいました。私は研究に基づいて組んだ選曲をもっと歌いこなす実力があればもっともっと魂が伝わるのに、と切に感じています。客観的に考えれば、音楽歴最短、年齢トップ、まさしくダントツの新人には荷が重すぎることですが、それでも、夢に向かって新人演奏会でもチャレンジしました。そんな葛藤と情熱をプラスのエネルギーにしてくださったのが、音楽協会会員の方々からの未来へと導くメッセージでした。私のような個性的な新人を育てる意識が高い様子に、本物の実力がある方々はさすがだ、と頭が下がりました。新人演奏会は、たいへん価値のある演奏会になり、函館で活動する励みとなりました。東京と北海道各地で音楽活動をしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
平成20年度 新人演奏会
■日時/2008年6月8日(日) 開場14:30 開演15:00 
■場所/函館市芸術ホール(ハーモニー五稜郭)
■料金/一般1000円 学生700円
■主催/(財)函館市文化・スポーツ振興財団
■協力/函館音楽協会
■プログラム/
クレストン:Sonata/佐藤知歩(fl) 原めぐみ(p)
湯山昭:歌曲集「白い花と赤い鳥」よりⅢ「ベストフレンド号」
湯山昭:「六月の花嫁」
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」第一幕より「美しい人たちの中で」
モーツァルト:歌劇「後官からの誘拐」からコンスタンツェ、再び君に出会うとは。/佐藤悠太(Tn) 野村弓子(p)
ジョルダーノ:E lapril che tornaame
ロッシーニ:La fioraia fiorentina
玉井明:空き家の風鈴/筒井悠(sop) 清野和加子(p)
リスト:3つの演奏会用練習曲より「軽やかさ」
ショパン:バラード第3番/菊地智美(p)
山田耕作:「からたちの花」
山田耕作:「からたちの花 第二」
山田耕作:「この道」
トスティ:「祈り」/山 栄理子(sop) 後町久子(p)
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撮影:函館市芸術ホール