2012年　新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
大きな悲しみに襲われた日本の２０１１年も去り、新しい年を迎えることが出来た喜びがいつになく新鮮であること、皆様もご同様かと存じます。当協会の昨年の諸事業は、逆境の中とはいえ、会員の皆様のご協力のお陰でつつがなく遂行する事が出来ました。心より厚くお礼を申し上げます。
昨年７５周年を迎えた当協会は、会員数１３７名と安定した状態を維持しながら、在籍年数５０年以上の会員が７名、４０年以上が１０名、３０年以上が１９名、２０年以上が３０名、１０年以上が３１名、１０年以下が３８名と、多くの若い会員が支える健全な団体へと発展を続けております。そして函館及び近郊の音楽文化を支える大きな柱になっている当協会は、現在ではなくてはならない確固たる存在ともなっております。会員の中に函館の枠を超えた優れた演奏家や指導者が多数いらっしゃることも一つの要因ではありますが、やはり永く地道に活動を支えられたすべての会員の団結の一言に尽きると言えるでしょう。
希望に満ちた春の訪れはまだ先かも知れませんが、会員の皆様がより豊かな音楽活動が出来る一年になりますよう、心よりお祈りするとともに、当協会にとりましても実り多い一年になりますよう変らぬお力添えをいただければ幸いと存じます。