函館音楽協会(会員135名)は,平成26年12月21日午後7時より,函館市中央図書館に於いて選考委員会を開催し,平成26年度函館音楽協会賞および奨励賞受賞者を決定しましたので,本日発表いたします。
今年度の各賞受賞者は次の通りです。
函館音楽協会賞(第25回)
松石 隆(50)函館音楽協会奨励賞(第52回)
吉本 有佑(30)
両賞は,函館市および近郊町村に在住又は存在する個人並びに団体を対象に,毎年1月1日から12月末日までの1年間の活動を対象として選考されます。協会賞は,過去からの実績の蓄積,および当該年度中における郷土の音楽文化向上推進への特段の功績が認められる事業,あるいは活動した個人や団体に授賞します。奨励賞は,当該年度中に作曲並び演奏活動において,意欲的且つ,特筆すべき高水準の実績を示し,郷土の音楽活動の推進力となった個人又は団体に対して授賞します。
表彰式は平成27年1月24日(土)午後6時より,五島軒本店にて行われ,受賞者には賞状と記念品が授与されます。また,受賞者は,平成27年5月23日(土)開催の春季定期演奏会(函館音楽協会主催 於:函館市芸術ホール)において,受賞記念演奏を行う予定です。
プレスリリース PDF
受賞者写真 松石 吉本
授賞事由
函館音楽協会賞 松石 隆氏:(まついし たかし)フルート
氏は、長きにわたり、フルートの演奏を通して函館市民に音楽の愉しさを伝え続けている。完成された技術と的確な構成力を持って、常に高水準の音楽を創り上げ、聴衆を魅了してきた。積極的な演奏活動の他に、函館市公民館活性化ネットワーク(イキ!ネット)代表や音楽家集団クレアシオン副代表として、函館の音楽文化の向上に貢献している。特に、イキ!ネットが企画・開催した公民館での昼公演「公民館マチネ」は2007年から25回を数え、この公演への多くの市民の賛同が、函館市公民館改修を実現する起動力となった。これらの活動は、郷土の音楽文化推進への大きな功績として、高く評価されるものである。
函館音楽協会奨励賞 吉本 有佑氏:(よしもと ゆうすけ)ピアノ
当該年中、独奏、声楽や合唱の伴奏、様々な器楽とのアンサンブルを精力的に行ない、いずれも情感豊かな演奏で聴衆に感銘を与えた。特にピアノ伴奏の質の向上に貢献したことが高く評価された。真摯に音楽と向き合う誠実な姿勢が、世代を越えた多くの人々の共感を得ており、これからの函館の音楽文化振興の担い手として、期待は大きい。
平成26年度選考委員
市川須磨子 函館音楽協会評議員
佐々木 茂 函館音楽協会評議員
布施谷信子 函館音楽協会評議員
吉田 淳子 函館音楽協会会長
中島 眞之 函館音楽協会副会長
宮崎 敏 函館音楽協会副会長
後町 久子 函館音楽協会会員
室田 実希 函館音楽協会監査
橋本 公志 函館音楽協会監査
受賞者プロフィール資料
松石 隆(まついし たかし)・フルート 1964年10月3日生(50)
東京出身。フルートを10歳よりはじめる。
1995年第5回日本木管コンクールで入賞・特別賞、1996年函館音楽協会奨励賞、1999年ザ・フルートコンペティション ソログランプリ(審査員全員満点)、2003年に函館市文化団体協議会青麒章を受賞。フルートを一戸敦氏・中山耕一氏に師事。P. マイゼン氏,A. グリミネッリ氏の公開レッスンを受講。これまでに、東京・函館でリサイタルを開催。ヤナーチェク弦楽四重奏団、アグネス・ギーベル氏、上田晴子氏、清水和高氏などと協演。クレアシオン、函館音楽祭、イカール国際ミュージックキャンプ、公民館マチネなどで、活発な演奏活動を行う。代表をしているフルートアンサンブルスパークを含め、6枚のCDをリリース。函館市公民館活性化ネットワーク(イキ!ネット)代表、クレアシオン副代表。函館音楽協会会員。日本フルート協会会員。東京大学大学院修了。北海道大学大学院水産科学研究院准教授(水産資源学・鯨類学)・博士(農学)。
吉本 有佑(よしもと ゆうすけ)・ピアノ 1984年6月8日生(30)
北海道小樽市出身。北海道小樽潮陵高等学校卒業。
北海道教育大学函館校芸術文化課程音楽コース首席卒業。同大学卒業演奏会にて「会澤賞」受賞。同大大学院教科教育専攻音楽教育専修修了。これまでにピアノを、毛利雅恵、近江宏、川越規古、野呂佳生の各氏に師事。
現在は、地域に根ざした活動、様々なジャンルとのコラボレーションを追求した活動を中心に、演奏活動を行っている。
函館音楽協会、函館の文学と音楽の会、クレアシオン各会員。日本ショパン協会函館地区委員、函館鍵盤楽器研究会メンバー。函館市在住。
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。