迎 春
函館音楽協会会長 宍戸雄一
平成29年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は函館音楽協会創立80周年記念の年にあたり、春期定期演奏会、第44回学生コンサート、第57回ジュニアコンサートもつつがなく終了できました。更に記念演奏会及び式典祝賀会も、一年以上に亘って準備に当たられた実行委員と会員皆様のご協力により無事終了することが出来ました。心から感謝すると共に厚くお礼申し上げます。
特に演奏会については、裏方として受付やステージセッティングなども含め、70名の会員・会友の参加出演を頂きました。いろいろな意見や考えがあったかと思いますが、「多くの会員に出演していただく」というコンセプトで企画したことに、ご協力頂いたことに心から感謝申し上げます。有難うございました。
さて、今年は90周年に向けての第一歩となる年です。気持ちを新たに未来に向けて考えて行かなければなりません。そこで明るい展望を語りたいところですが、函館は少子高齢化が急速に進み人口減少に伴い学校の統廃合や、市民会館・芸術ホールなど、音楽協会にとっても厳しい現実を認識せざるを得ない状況にあります。「函館市文化芸術振興条例」が10年前に施行されましたが、アウトリーチ事業以外に顕著な成果を見出せない中、市民会館の問題がありました。行政とのコンタクトも含め、音楽協会としてのより充実した今後の活動に向けて、会員全体で知恵を出し合って行きたいと願っています。
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