平成28年度函館音楽協会協会賞・奨励賞表彰式、並びに函館音楽協会新年会が平成29年1月22日(日)午後6時30分より五島軒本店王朝の間において、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り開催されました。
はじめに協会賞・奨励賞表彰式が行われ、伊藤亜希子副会長より受賞事由及び受賞者の紹介、宍戸雄一会長より賞状と副賞が授与されました。ご来賓の函館市教育委員会教育長山本真也様、(公財)函館市文化・スポーツ振興財団理事長佐々木茂様よりご祝辞を頂いた後、協会賞を受賞された後町久子氏、奨励賞を受賞された高橋セリカ氏より謝辞がありました。
続いて新年会が行われ、島聖子副会長の開会の辞、宍戸雄一会長の挨拶後、函館市文化団体協議会副会長竹崎錦里様、函館合唱連盟理事長大坂吉明様より新年のご挨拶を賜りました。次に乾杯のご発声を函館吹奏楽連盟理事長成田良太様より頂き、新年の宴が開始されました。 祝宴後半は会員によるピアノ連弾で盛り上がり、 最後に宮崎敏副会長の指揮と最後に宮崎敏評議員の指揮と中田久美子氏のピアノ伴奏により出席者全員で滝廉太郎作曲「花」を合唱した後、締めの乾杯のご発声を函館新聞社取締役編集局長高久佳也様より頂き、盛況のうちに会を終了いたしました。
後町久子氏、高橋セリカ氏よりお喜びの声を聞かせていただきました
協会賞受賞によせて
この度は、函館音楽協会協会賞という大きな賞を頂戴しましたこと、大変光栄に思い、心より御礼申し上げます。
大学卒業後函館に戻り、子供達にピアノを教える傍ら、演奏活動を続けて参りました。最初はソロ演奏を主に、そして徐々に伴奏・共演の機会を頂き、多くのステージに立たせて頂きました。友人と開催した「ピアノアンサンブルの夕べ」、リンツ木管ゾリステンとの室内楽共演、合唱・オペラ・声楽リサイタルの伴奏等々。又、オーケストラのピアノパートやチェンバロの経験等もさせて頂きました。函館に居ながら(居たからこそ!)この様に幅広い多くの経験をさせて頂いた幸運を本当に有難く思い、機会を下さった皆様に、改めて感謝申し上げたいと思っております。
現在(3月初旬)、生徒達も卒業式や卒業生を送る会等の合唱の伴奏を準備したり、今年のコンクールの課題曲も出始めソワソワしたり、楽しみながら(苦しみながら?)ピアノに向っています。少子化や経済的な事から音楽を学ぶ子供達が減っていることは確かですが、実際に学んでいる子供達の姿に変わりは有りません。ピアノを弾くことで何かを得、思い出を作り、将来、少しでも音楽文化の一端を担える様になってくれればと願っています。そして私自身、この子達に取り残されない様、何かを与えられる様、精進し続けなければと気持ちを新たに致しております。
後町久子
奨励賞受賞に寄せて
この度は、平成28年度函館音楽協会 奨励賞を授与いただきましたことに、心より感謝申し上げます。
このような賞をいただけるとは、全く思いもよらないことで、受賞の報告をいただいた時は、受賞をありがたく思いつつも大変驚きました。
郷土の音楽活動の推進力となった、特に私のこの1年間の伴奏活動に対しての評価をいただいての受賞となりましたが、私が本格的に伴奏活動を始めたのは、函館に戻ってからで、それまではほとんど伴奏の活動はなく過ごしてまいりました。帰函後、(故)引地桂子氏との出会いから私の伴奏活動が本格的に始まりました。2年前のジュニアコンサート当日の訃報にショックを受け、今でも悲しみに暮れる日々ですが、こうして授賞いただけたことを彼女はきっと喜んでいてくれているものと思います。今の私の伴奏の基礎は引地氏が形作ってくれたものと心より感謝しております。その後、様々な楽器の演奏者の方々と舞台を一緒にする機会に恵まれ、貴重な経験をさせていただいております。毎回、試行錯誤の連続ですが、頭を悩ませながら曲を作り上げていくことは、大変ながらも面白く、これからも色々な曲に挑戦し続けたいと思っております。
まだまだ、自分の演奏には納得のいかない毎日ですが、今後も日々勉強し精進して参るつもりです。
最後になりますが、これまでご指導頂きました先生方、共演者の皆様、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。これからも、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
高橋セリカ
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