平成26年度函館市文化団体協議会表彰受賞者 橋本公志氏 白鳳章受章 次藤正代氏 青麒章受章

imageimage函館音楽協会会員、橋本公志氏がこのたび 平成26年度函館市文化団体協議会 白鳳章を受章、次藤正代氏が青麒章を受章されました。

橋本公志氏は昭和47年函館初のサクソフォーンアンサンブルを結成し、後年ヌーベルアンサンブルと改名し41年という長きにわたり演奏活動を続けています。この間小学校や吹奏楽連盟などの講習会で講師を務めたり、日本を代表するサックス奏者を招聘した演奏会の企画など、道南地区のサクソフォーンの技術向上・普及発展に貢献しております。また、北海道管楽器ソロコンクールやアンサンブルコンクールに出場し金賞を受賞し、サックスの演奏活動のみならず、函館地区吹奏楽連盟、函館地区一般バンド連絡協議会、函館ジュニアドリームオーケストラなどで要職に就き指導性を発揮し活性化を図ってきました。このように広いジャンルで函館市の音楽文化の振興発展に寄与していることが評価されました。

次藤正代氏は平成25年11月にロワジールホテル函館開業5周年記念オペラショーで喜歌劇「奥様女中」に国内外で活躍する音楽家と共演し、柔らかで伸びのある声、何度となくこの役に取り組み考え抜かれた表現と演奏は、的確な技術を持って、演者と聴衆がともに楽しむという元来の娯楽としてのオペラの世界を見事に実現させ公演を大成功に導きました。これは氏が平成23年に道南圏で初めて同オペラを全曲イタリア語での公演に取り組んだり、函館市民オペラ等の舞台経験研鑽の成果と言え、今後も道南の音楽芸術発展の為にますます活躍することが期待されると評価されました

合わせて11月28日に行われた函館市文化団体協議会 創立50周年式典では、文化団体協議会前会長を務められた宍戸雄一氏と創立時より長年加盟団体ということで函館音楽協会に感謝状が贈られました。

この度の受章 心よりお祝い申し上げます

橋本さん受賞
(11/28に行われた授章式の様子)
すどうさん

橋本さん

二人

ーお二人よりお喜びの声を頂戴いたしましたー

この度は平成26年度函館市文化団体協議会白鳳章の栄誉に浴しましたことに心から厚く御礼申し上げます。
御推薦を頂きました函館音楽協会会長様はじめ関係各位の皆様方に深く感謝申し上げます。
顧みますとこれまで仕事と両立しながらクラシカルサクソフォーンの普及を継続してこられたのも皆様方のご理解とご協力の賜と感謝にたえない次第であります。衷心より深くお礼申し上げます。
私の場合、サクソフォーンとの出会いは、中学校吹奏楽部の入部に始まります。それ以来この魅力ある楽器に取り憑かれ五十二年を経過いたしました。
この間、ヌーベルアンサンブルの設立や函館地区吹奏楽連盟、函館地区一般バンド協議会、函館ジュニアオーケストラ等との関わりも持たせていただき、各事業のお手伝いや後輩の指導、サクソフォーン音楽の普及等に携わって参りましたが、永きにわたりこのような活動を続けてこれましたのも皆様のご理解とご協力があってということは言うまでもありません。
今回の白鳳章受賞という重みを受け止め、この光栄を汚すことのないよう、更に函館音楽界の発展のため微力をつくす覚悟でおります。今後ともご指導、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

橋本公志

 

この度、函館市文化団体協議会より青麒章を頂き大変嬉しく思っております。これまで支えて頂いた皆様に感謝し、心から御礼申し上げます。
今回評価して頂いたロワジールホテル函館にて公演したG.Bペルゴレージ作曲「奥様女中」は、風刺の効いた喜歌劇でオペラ史上に変革をもたらした作品です。共演者は東京からバリトンの春日保人さん、ヴァイオリニストの丹沢広樹さん、そして函館在住チェンバリストの森洋子さん。このバロックのスペシャリスト達と共に作り上げた舞台は、演じている自分も笑ってしまうような本当に楽しい作品となりました。本番を終えると自分だったのかセルピーナ(役名)だったのか区別が付かない程の充実した時間でした。幕間劇なので小さな作品ですが、オペラとしての準備はグランドオペラと同じです。共演者、スタッフの方々の熱意に心から感謝いたしております。喜ばしいことにお客様そしてスタッフからも、もう一度観たい!是非また会いたい!との声により再演、そしてこのチームの舞台はまだ続くのです。
オペラを演じる事をご指導頂いた、日本を代表する演出家栗山昌良氏のお言葉を拝借すると“オペラ俳優”の一歩を進める事が出来たと思っております。共演者と緻密に作り上げた音楽・芝居が聴衆に届き、更に栄えある青麒章に繋がったことは本当に嬉しい限りです。これからもこの受章に恥じぬよう精進し、歌い続けて参ります。

次藤正代

 

 

 

 

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