2023年会長新年ごあいさつ

皆様におかれましては、清々しい気持ちで新年をお迎えのことと存じます。
この数年はコロナ禍により自粛していた音楽活動も、昨年はWithコロナ時代に対応して演奏会が以前のように開催されるようになり、明るい兆しが見えた思いがしました。本年、予定されている函館音楽協会の事業におきましても、一日も早くAfterコロナといわれる時が来るよう期待しつつ順次開催して参りますので、会員皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
さて、函館音楽協会全体を見渡すお役目をいただいてから、早いもので1年7か月が経ちました。今、皆様にお伝えしたい思いが二点あります。
まず、幹事の皆様の献身的な仕事ぶりに対する感謝の気持ちです。イマジンの歌詞ではありませんが、想像してみてください…自分の手元に届く音楽協会からの郵送物は誰が原稿を作り誰が印刷し、誰が袋詰めし誰が運送業者さんまで運んでいるのでしょう。また、自主事業にしましても、当日までの多岐にわたるマネジメント、当日の来場者案内から受付、ステージ裏のスタッフ等々、どれだけの幹事が動いているでしょうか。このカリヨンにしてもそうです。ほんの一例を上げさせて頂きましたが、本当に頭が下がります。年頭にあたり、改めて役員・幹事の皆様に、お礼申し上げます。
二点目は、函館音楽協会の会則第3条「~会員相互の親睦を計ることを目的とする」に関する事です。昨年も状況を見据え、総会後の懇親会や新年会等をやむを得なく見送ってまいりましたが、会員同士の親睦や交流は明日への活動の意欲に繋がるとても大事な機会ですので、今年こそ復活できたら、と願っております。
今年の干支は兎。飛躍や向上が期待され、新しいことに挑戦するには最適な年と云われています。皆様のこの一年のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

函館音楽協会会長 石丸典子
会報「カリヨン」94号(2023年1月1日発行)より