令和6年度函館音楽協会春季定期演奏会　令和5年度函館音楽協会賞・奨励賞受賞記念演奏会

5月26日（日）13:30より、函館市芸術ホールに於いて令和6年度函館音楽協会春季定期演奏会および令和5年度函館音楽協会賞・奨励賞受賞記念演奏会が開催されました。
定期演奏会は当会会員の研鑽の場として春と秋に年二回開催しており、春季定期演奏会は前年の演奏活動等において郷土の音楽文化向上の推進力となった個人・団体に贈られる函館音楽協会奨励賞ならびに長年にわたる活動において特段の功績が認められた協会賞受賞者の受賞記念演奏会も兼ねています。

令和5年度函館音楽協会奨励賞に選出いただき、心より御礼申し上げます。その記念演奏を皆様に御披露できました事大変光栄に感じております。
様々なジャンルの音楽をお届けしたいという思いから、ピアノとフルートでタンゴ、ウッドベースとドラムを交えクラシックとジャズを演奏させていただきました。舞台転換などご協力いただきまして本当にありがとうございました。
フルートとの出会いは小学4年の秋。北斗市立久根別小学校に吹奏楽部が発足したことがきっかけでした。以来、上磯中学校、遺愛高校、教育大学函館校では、あらゆる楽器の音にふれ音に感動し、心から吹奏楽に夢中になり、部活の為に学校へ通っているような学生でした。
吹奏楽中心の毎日の中にも新しい音楽との出会いがありました。それは【函館ジュニアドリームオーケストラ】です。創設メンバーとして関わることができ、協会賞を受賞された阿部哲治先生から、音楽に対するひたむきな姿勢とたゆまぬ努力をし続けることを学ばせていただきました。
その後ソロコンクール、学生コンサート、芸術ホール管弦楽団など、素晴らしい音響の芸術ホールで演奏できたことが宝物のような思い出です。
社会人になってからは新人演奏会をはじめ、様々な演奏の機会に恵まれております。
これまで支えてくださった諸先生方、共演者の方々、全ての皆さまに感謝するとともに、音楽で心が満たされるような演奏を目指しこれからも精進してまいります。

この度は、私たちDuo Noir（デュオ・ノワール）が令和５年度函館音楽協会奨励賞を頂きまして、誠にありがとうございます。 石丸会長を始め幹事の皆様、そして受賞にあたりお力添えを頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
私たちデュオノワールは2013年9月の結成から10年を迎えました。2012年に蓑田がドイツから帰国し函館に来てから2人の交流は始まり、年齢も近いことで意気投合してから多くの時間を過ごしてきました。同じピアニストとして2台ピアノや連弾の素晴らしい世界を学び、皆様に聴いて頂きたいと言う気持ちからデュオノワール結成に至りました。
それからは、函館音楽協会やクレアシオン、東京での演奏、幼稚園や介護施設での演奏、アウトリーチ事業への参加など沢山の経験を重ねてきました。演奏する度に相手のことが分かるようになり、今では言葉に出さずとも音楽で通じ合える存在となりました。お互いに遠慮なく意見を言いフォローをすることで、ソロにはない魅力と楽しさを強く感じております。これからもお互いに高め合い、音楽の楽しさや素晴らしさをお伝え出来るよう、デュオの世界を追求し続けていきます。今後もたくさんの方に良い演奏をお届け出来るよう精進して参りますので、ご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

この度は、函館音楽協会賞という歴史ある賞をいただきありがとうございます。大学を卒業してちょうど50年の節目に、がんばりましたねと言うご褒美をもらった気持ちです。
私の音楽活動の原点は中学に入学し吹奏楽部に入部したことに始まります。それまで全く音楽環境の無かった生活でしたが、恩師である中島眞之先生の個性あふれる強烈な指導を受け、音楽教師を目指す決意をしました。
教師となり吹奏楽指導を通して得た経験が、その後のオーケストラやオペラの音楽活動に広まり指揮に生かされました。しかし指揮棒一本で一人では何もできません。多くの方に協力していただき支えてもらいました。
コンクールに青春を捧げ今は飲み仲間となった生徒達、子供の送迎をしながら成長を楽しんでおられたジュニアドリームオーケストラの保護者の皆様、市民オペラではスポットライトを浴びることのない裏方のボランティアの皆様、あげたらきりがありません。改めてお礼申し上げます。
記念演奏会では20年来のおつきあいがある函館吹奏楽団の皆さんが喜んで出演してくれ、心に残る演奏をしてくれました。受賞おめでとうという拍手に包まれ今までにない感動を受けました。これからもまだ伸びしろがあることを信じて勉強しようと考えています。どうぞよろしくお願いします。