函館音楽協会(会員109名)は、令和7年12月4日午後7時より、函館市亀田交流プラザ小会議室に於いて選考委員会を開催し、令和7年度函館音楽協会賞・奨励賞受賞者を決定しましたので発表いたします。
令和7年度の受賞者は次のとおりです。
函館音楽協会賞(第36回)
佐藤 洋子 75歳 : ヴァイオリン
函館音楽協会奨励賞(第62回)
阿部 香緒 42歳 : ピアノ
有岡 琴美 33歳 : ヴァイオリン
村田 麻由 35歳 : 声楽
両賞は、会員並びに函館市及び函館市近郊に在住する個人・団体を対象に、毎年前年12月1日から11月30日までの1年間の活動を対象として選考されます。協会賞は過去からの実績の蓄積、および当該年度中における郷土の音楽文化向上推進への特段の功績が認められる事業、あるいは活動した個人や団体に授賞します。奨励賞は当該年度中に作曲並び演奏活動において、意欲的且つ、特筆すべき高水準の実績を示し、郷土の音楽活動の推進力となった個人又は団体に対して授賞します。
表彰式は令和8年1月25日(日)午前11時30分より五島軒にて行われ、受賞者には賞状と記念品が授与されます。また、受賞者は5月24日(日)開催の春季定期演奏会(函館音楽協会主催 於:函館市芸術ホール)において受賞記念演奏を行う予定です。
令和7年度 函館音楽協会選考委員会委員
委員長 会 長 石 丸 典 子
委 員 評議員 市 川 須磨子
委 員 評議員 佐々木 茂
委 員 評議員 宍 戸 雄 一
委 員 副会長 島 聖 子
委 員 副会長 畑 中 佳 子
令和7年度委嘱委員 久 保 悦 子(会員)
令和7年度委嘱委員 岩 平 尚 子(会員) 以上8名
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◇ プレスリリース
◇ 受賞者写真: 佐藤洋子 阿部香緒 有岡琴美 村田麻由
授賞事由
函館音楽協会賞 佐藤 洋子 (さとう ようこ) : ヴァイオリン
氏は会員として活動し、当協会が主催する育成事業「ジュニア・コンサート」には毎年生徒を参加させ事業に貢献してきた。1981年には函館及び七飯で小林料子氏(ピアノ)と共に「デュオ・リサイタル」を開催。また、1983年には、その目覚しい活躍が評価され、昭和58年度函館音楽協会奨励賞を受賞している。
1988年から1992年には北海道教育大学函館校の非常勤講師を務めている。
1991年、財団法人函館市文化スポーツ振興財団(当時)が立ち上げた「函館市民オペラ」の第一回公演「カルメン」では、函館市民オペラ管弦楽団のコンサートマスターを務め、旗揚げ公演を成功に導いた立役者の一人となった。
また、2000年に財団が設立した函館ジュニア・ドリーム・オーケストラの音楽アドヴァイザーは現在も務めており、定期演奏会をはじめとする団の活動に大きく貢献している。
長年に亘り、函館に於ける弦楽器奏者の指導・育成にあたってこられた活動やその実績は、郷土の音楽文化向上の推進に大きな功績として、高く評価される。
函館音楽協会奨励賞 阿部 香緒(あべ かおり) : ピアノ
氏は、各種演奏会やコンクール等での声楽に於ける伴奏ピアニストとして活躍し、常に安定した技量で歌を支える演奏には定評がある。特に、令和7年度函館音楽協会秋季定期演奏会や北海道文化フォーラムin函館(共に函館市芸術ホールにて開催)での伴奏においても、情感溢れるピアノを披露し、聴衆を魅了した。
また、函館オペラの公演では、毎回練習ピアニストとして貢献し、令和7年11月に上演された第26回公演 モーツァルト作曲 歌劇「魔笛」公演を成功に導いた一人として尽力した。これらの活動は、郷土の音楽文化の大きな推進力となり、今後益々の活躍が期待される。
函館音楽協会奨励賞 有岡 琴美(ありおか ことみ) : ヴァイオリン
氏は、ヴァイオリン奏者として、令和7年度函館音楽協会春季定期演奏会、及び、秋季定期演奏会に意欲的に出演し、ダイナミックで素晴らしい演奏を披露した。
特に、ショーソン「詩曲 作品25」は、ピアノの緩やかな序奏に乗って、抒情味豊かに奏し、情熱に満ちた強烈な旋律は聴く人の心を揺さぶる演奏で、聴衆を惹きつけた。
また、本年は市内のオーケストラ、函館オペラ管弦楽団に所属し、積極的な演奏活動に邁進してきた一年でもあり、この姿勢は大いに評価される。
これらの活動は、郷土の音楽文化の大きな推進力となるもので、今後益々の活躍が期待される。
函館音楽協会奨励賞 村田 麻由(むらた まゆ) : 声楽
氏は、11月函館オペラの会公演「魔笛」に於いて極めて高度な演奏技術が求められる「夜の女王」を見事に歌い切り、聴衆の喝采を受けた。また、8月に開催されたアカシア会65周年記念演奏会ではプッチーニのオペラアリアを高いレベルで歌い上げるなど顕著な演奏活動であった。
また氏の活動はソロ活動に留まらず、中学校の合唱指導・女声コーラストリルの団員・合唱連盟事務局長など多岐にわたり、函館の音楽に果たした役割は大きい。この一年における多方面に亘る目覚ましい活躍は特筆に値し、函館の音楽文化の推進力になった。今後益々の活躍が期待される。
受賞者プロフィール資料

函館音楽協会賞
佐藤 洋子 (さとう ようこ) : ヴァイオリン
函館市出身。東京都立芸術高校、武蔵野音楽大学、伊・パガニーニ音楽院卒業。兎束龍夫、萩原耕介、F.リヒネフスキー、R・デ・バルビエリに師事。モーツアルテウム・サマーコース・ファイナルコンサート出演。ジェノヴァ市立オペラ劇場オーケストラ及び室内合奏団「イ・カメリスティ」団員。1981年函館及び七飯で「デュオ・リサイタル」。1983年函館音楽協会奨励賞受賞。1988~1992年北海道教育大学函館校非常勤講師。函館音楽協会地方会員。函館ジュニア・ドリーム・オーケストラ(2000年創立)は創立時より音楽アドヴァイザーを務め、現在に至る。

函館音楽協会奨励賞
阿部 香緒 (あべ かおり) : ピアノ
上野学園大学短期大学部音楽科ピアノ専門卒業。卒業演奏会、函館新人演奏会に出演。
ピアノを吉田淳子氏、細野其子氏、後町久子氏、塚原恵美子氏に師事。
ソルフェージュを島聖子氏に師事。
2025カワイうたのコンクール北海道大会幼児コースにて優秀指導者賞を受賞。
函館オペラの会では、毎公演練習ピアニストとして参加。
函館ラ・サール学園GLEE CLUBピアニスト、カワイコーラス若草ピアニスト、女声コーラストリル団員。
現在、カワイ音楽教室講師、函館音楽協会幹事。

函館音楽協会奨励賞
有岡 琴美 (ありおか ことみ) : ヴァイオリン
札幌市出身。
函館白百合学園高等学校、札幌医科大学医学部医学科卒業。
ヴァイオリンを森容子氏の手ほどきで4才から始め、現在、市川映子、徳永二男各氏に師事。
北海道毎日学生コンクール、全日本ジュニアコンクール等のヴァイオリン部門で入賞多数。
2014年東京にてS.D.エレリ氏指揮、東京国際芸術協会オーケストラと協奏曲を共演。
これまでに函館音楽協会主催の各種コンサート、札幌JRタワーそらのコンサートなどに出演し、函館、札幌、東京を中心にソロ、オーケストラのコンサートミストレス、室内楽等の演奏活動を行っている。
函館市民オーケストラ、函館オペラ管弦楽団、オーケストラHARUKA(札幌)、カンマーフィルハーモニー札幌団員。
函館音楽協会、東京国際芸術協会会員。函館五稜郭病院病理診断科医師。

函館音楽協会奨励賞
村田 麻由 (むらた まゆ) : 声楽
北海道教育大学岩見沢校芸術課程音楽コース、北海道教育大学岩見沢校大学院修士課程教科教育専攻音楽教育専修声楽分野修了。ピアノを布施谷信子、声楽を島聖子、松田由理子、野田廣志、西井ひろえ、川原敦子の各史に師事。第17回旭川市新人音楽賞受賞。これまでに大学オペラ「フィガロの結婚」でバルバリーナ役、「ヘンゼルとグレーテル」でグレーテル役にて出演。さっぽろオペラ祭にて、教育大学公演としてオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」でバスティエンヌ役を務める。函館オペラの会第22回公演「フィガロの結婚」でバルバリーナ役、第26回公演「魔笛」で夜の女王役で出演。
現在、市立亀田中学校音楽教諭。函館合唱連盟事務局長。女声コーラス トリル団員。函館音楽協会幹事。