9/23 第49回 ジュニアコンサート

20080923平成20年度函館音楽協会 第49回ジュニアコンサートが9月23日(火・祝)13時30分より函館市芸術ホールにて開催されます。
今回は、ピアノソロ、声楽、ヴァイオリン等、40ステージが披露されました。
■日時/2008年9月23日(火・祝) 開演13:30
■場所/函館市芸術ホール
■料金/無料
■主催/函館音楽協会


■プログラム/
ピアノ連弾
メトードローズ:バラ色の円舞曲
同:子供のロンド/土場あいら 花園保育園年長
(セコンド 松尾宏美)
ピアノ独奏
ディアベリ:アレグレット
ストリーボック:金の星/石橋聖吾 南本通小1年
バッハ:メヌエット ト長調 BWV Anh.116
ディアベリ:ソナチネ ヘ長調 Op.168 No.1 第1楽章/崎野なな 附属小2年
ギロック:舞曲/中川 啓 東山小3年
バッハ:ブーレ
クーラウ:ロンド・アレグロ/桑名育美 昭和小4年
ショパン:ポロネーズ 遺作 変イ長調/野呂沙也佳 北美原小4年
独唱
宇野誠一郎:ニャニュニョのてんきよほう
大中 恩:おとなマーチ/油川紗葵 白百合幼稚園年長
諸井 誠:手をつなごう、他/白須柚香 湯川小1年
海沼 実:みかんの花咲く丘、他/渡邉昇千 湯川小2年
小谷 肇:食いしんぼうがまってるぞ
寺島尚彦:日本語のおけいこ/寺井りりか 駒場小3年
中村八大:雨の遊園地
中田喜直:ちいさい秋みつけた/鈴木 奏 東山小4年
ヴァイオリン独奏
パガニーニ:妖精の踊り
ベイリー:ロングロングアゴー変奏曲/福中美月 三育保育園年中
ドヴォルザーク:ユーモレスク/福中彩世 柏野小1年
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 K.216~第1楽章 ヨアヒムカデンツァ付き/中野優香 中の沢小6年
ピアノ独奏
ショパン:ワルツ ホ長調 遺作/川合優永 港小5年
ギロック:ソナチネ 第1楽章、第3楽章/小柳香菜子 中央小5年
ショパン:ワルツ 第4番 Op.34 No.3/岩井渚紗 上磯小6年
ショパン:ワルツ Op.69 No.2/谷口礼奈 大中山小6年
グリーグ:叙情小曲集~夜景の歌、妖精の踊り、ノルウェーの旋律/松下海星 市渡小6年
シューベルト:スケルツォ/松本悠奈 大中山小6年
2台ピアノ
クレメンティ:2台のピアノのための2つのソナタ Op.12-5~第1楽章/
小林奏美 附属小4年、小林実央 附属小5年
クレメンティ:2台のピアノのための2つのソナタ Op.12-5~第3楽章/
小笠原早映 柏野小5年、志村泰香 大中山小5年
ピアノ独奏
平井康三郎:幻想曲《さくら さくら》/竹あずさ 湯川中1年
モーツァルト:お母様きいてちょうだい 主題と変奏/石垣愛美 湯川中2年
ベートーヴェン:ソナタ Op.13《悲愴》~第3楽章/川明玲 的場中2年
ハイドン:ソナタ Hob.16-34~第1楽章、第3楽章/石畑澄音 遺愛女子中3年
独唱
ヘンデル:《リナルド》~私を泣かせてください、他/髙橋慶子 遺愛女子高1年
ガスパリーニ:あなたへの愛を捨てることは、他/米屋知香 遺愛女子高2年
プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》~わたしのお父様/亀井亜衣子 白百合学園高2年
二重唱
三木たかし:ミュージカル《夢から醒めた夢》~二人の世界/
亀井亜衣子 白百合学園高2年、石丸かおり 白百合学園高3年
独唱
シュワルツ:ミュージカル《ウィキッド》~魔法使いと私/石丸かおり 白百合学園高3年
ヴァイオリン独奏
ヴィニアフスキー:スケルツォ・タランテラ/寺井琴美 白百合学園高1年
フルート独奏
プーランク:ソナタ 第1楽章/笹森麻央 遺愛女子高2年
ヴァイオリン独奏
バッハ:無伴奏パルティータ Ⅱ シャコンヌ/田中 信  高専3年
ピアノ独奏
ベートーヴェン:ソナタ 第21番《ワルトシュタイン》Op.53~第1楽章/佐々木彩美 遺愛女子高3年
独唱
グルック:ああ私のやさしい情熱が、他/高神麻由 中部高3年
木下牧子:さびしいカシの木
チェスティ:私の憧れの人のまわりに/畑中麻衣 中部高3年
ロッシーニ:亡霊者
モーツァルト:《フィガロの結婚》~もう飛ぶまいぞ この蝶々/村田誠将 函館高3年
トスティ:理想
同:マレキアーレ/長田大夢 中部高卒
ピアノ連弾
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調、第2番 ニ短調/
大山友加 遺愛女子高1年、大山未方 中部高3年
ピアノ伴奏
阿部香緒、菊池貴子、後町久子、鈴木麻里、清野和加子、寺井かえ、畑中佳子、宮入健郎、吉本有佑
■後援/函館市、函館市教育委員会、(財)函館市文化・スポーツ振興財団、函館市文化団体協議会、㈱河合楽器製作所函館店、㈱ヤマハミュージック北海道函館店、函館新聞社、北海道新聞函館支社、NHK函館放送局、FMいるか、NCV函館センター
■お問い合わせ/090-9432-4063(事務局)



第49回ジュニアコンサートを終えて

石田雅代

平成20年9月23日(祝・火)、芸術ホールにて第49回ジュニアコンサートを無事に終了いたしました。
今年はピアノ・ヴァイオリン・声楽・フルートのステージが39組、41名の参加がありました。
生徒さんを出演させて下さった音楽協会会員は、15名の先生方でした。心より御礼申し上げます。
また、直接の門下生ではなく、推薦者として参加して下さった先生や、伴奏者として演奏して下さった先生、スタッフとして手伝って下さった先生方など、たくさんの皆様のご協力に感謝いたします。
出演者は日頃の練習の成果を発揮し、大きな会場で演奏する喜びと緊張を味わいながら熱演し、達成感に溢れた笑顔を見せてくれました。
今年は特に2台ピアノも可能だということを呼びかけてみたところ、2組の参加がありました。まだ身長が低くアイコンタクトが取れないので、2台を横に並べての演奏でしたが、華やかな演奏を聴かせてくれました。また、独唱の出演者同士の二重唱も、規定の分数内に収まっていたため演奏していただきましたが、これからのジュニアコンサートの新たな可能性を感じさせるステージになりました。
審査されるコンクールでもなく、門下生だけの発表会とも違うこのジュニアコンサートを、会員の皆様にもっと利用していただけることを願っています。音楽を学ぶ子供達にとって、また、指導者にとっても交流の場になるように、幹事一同皆様のご参加、そしてご来場をお待ち申し上げております。
来年の記念すべき第50回(平成21年9月23日(祝・水)開催)に向けて、ご意見・ご感想・ご提案など、ぜひお聞かせ下さい。



「2台ピアノをやってみて」 

付属小5年 小林 実央

 
私は、初めて2台ピアノをやりました。2台ピアノをやっていてむずかしかったところは、二人で息をあわせるところでした。でも姉妹だったので、たくさん練習ができて本番成功しました。今回やってみて楽しかったので、またやってみたいです。

付属小4年 小林 奏美

 
 私は、はじめて2台ピアノをやりました。練習ではあわせづらいところもあったけど、姉妹だったのでいっぱい練習ができ、本番では成功することができました。2台ピアノはとっても楽しかったので、またやりたいです。
「ともに良い経験を」

吉田 淳子

  第49回のジュニアコンサートでは、ピアノソロとピアノアンサンブルで参加させていただきました。ピアノソロは、残念な事に、生徒の体調不良のため欠席となってしまいましたが、アンサンブルは、どちらも体調を崩すことなく無事参加する事が出来ました。相手あってのステージは、体調管理が特に要求されるものですが、気構え一つで乗り越える事が出来る、という事もそれぞれ勉強になったようです。
指導者は、演奏はもちろんのこと、その日を迎えるにあたっての準備の仕方や体調管理の方法、発表する機会を与えてくださった全ての人への感謝の気持ちを持つこと、真摯な気持ちで舞台に立つこと、素直な気持ちで自分の演奏を振り返ること、これらのことを、正しく言葉で伝え指導する義務があります。どれ一つ怠ってもいけないということを、毎度痛感させてくれるのが、ジュニアコンサートではないでしょうか?
年に一度、ジュニアコンサートに参加させていただく事は、それらが日々レ
ッスンのなかで行なわれているかどうかの私への問いかけの機会であり、生徒の一年間の成長の度合いを冷静に把握する又とないチャンスでもあります。「子は親の後姿を見て育つ」と言われますが、指導者の姿勢一つで、生徒の意識も変化します。
まずは、50回を迎える来年にむけ、私なりの目標を作り、ともに良い経験が出来るよう、一回一回のレッスンを大切に行なっていきたいと、改めて感じているところです。



「ジュニアコンサートで得たこと」

中部高3年 高神麻由

 私は今まで何度かジュニアコンサートに出演させていただきました。このコンサートを通して得たことはたくさんあります。
 例えば、普段の練習の大切さです。多くのお客様の前で演奏する緊張感は、練習では味わえないものです。本番のステージで思うように演奏出来なかったことも多くありました。しかし見方を変えると、練習で出来なかったことは本番でもできないということなのです。日頃のレッスンで先生から教えていただいたことをもとに、日々練習を十分に積み重ねることで、技術面だけではなく自分の心の弱さに負けない精神面の強さも身につけることができるのではないかと思います。
 また、多くの門下の様々な年齢の生徒さんが出演したジュニアコンサートでは多くの刺激を受けることができました。同じ曲でもいろいろな解釈があることを知ったり、私より年下の生徒さんの素晴らしい演奏に感心させられたこともありました。
 私はこのコンサートで得たことを財産として、これからも音楽の勉強を続けていきたいと考えています。
「ジュニアコンサートに参加させて」

島 聖子

 来年50回目を迎えるジュニアコンサート。歴史のあるコンサートです。
私は子供の頃、友達が出演するからといってよく聴きに行ったものです。できたばかりの市民会館(今では芸術ホールのステージに立つ機会も沢山あるご時世ですが、昔は市民会館の大ホールのステージにあがる機会などそうめったにないものでした)、ピアノはスタンウェイ、そして華やかなドレスをまとった可愛い子供達がそれはそれは大勢出演していました。子供心に「私も出てみたいな…」とつぶやきながら憧れの目で観ていました(当時、協会員のお弟子さんでなければ出られないというのは大人になってからわかったことです)。その゛私も出たかったな…゛という、ちょっぴりセンチメンタルな気持ちが今でも心の中に甦ることがあり、レスナーになった昨今せっせと生徒達にコンクール・コンサート等のチャンスを与えているのです。
やはり本番に出てステップアップしていくのは当然です。
一人のお客様でもいいから、聴いて下さる方の前で演奏することは次のステップアップに必ずつながります。又、レッスン室の部屋では気付かなかったことが大きなホールで演奏することにより、普段見えなかったことが見えてきて、指導者として多々反省することがあるのです。そして生徒自身はよい響きの広いホールで「音を響かす」ということを身体で知ることができます。
 このコンサートでは様々な会員が参加しているので、ステージを通してマナーや指導の確認ができ、私にとっても、とても大切なコンサートなのです。
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