平成22年度 函館音楽協会春季定期演奏会

平成22年度函館音楽協会春季定期演奏会が５月29日(土)１８時３０分より、函館市芸術ホールにて開催されました。ピアノソロ、ソプラノ、弦楽合奏、バロック合奏、リコーダー、フルートなど、９ステージが披露されました。
今回、《音楽の捧げもの》BMV1079よりトリオ・ソナタで音楽協会員と共演された箱館バロック合奏団の渡辺拓也氏より、出演された感想をいただきました。
平成22年度　函館音楽協会春季定期演奏会
■日時／2009年5月29日(土) 開場18：00 開演18:30　
■場所／函館市芸術ホール(ハーモニー五稜郭）
■料金／一般1000円　学生700円
■主催／函館音楽協会

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《春季定期演奏会に出演して》

　私は5月の春期定期演奏会に，箱館バロック合奏団の一員として出演させていただきました。たいへん光栄で，貴重な体験でした。共にこの演奏会に出演された方々の真剣な表情，そして質の高い演奏に心を打たれました。また裏方として支えてくださった会員の皆様に，心から感謝しております。
　７年前に函館に来て以来，室内楽や管弦楽，オペラなど，色々な演奏機会に恵まれました。当初は，これほど音楽活動の盛んな街だとは思っていませんでしたので，嬉しい驚きでした。
　私のような者が人前で演奏させていただくのは恐れ多いことだと，いつも感じています。しかし，聴いてくださる方に喜んでほしいと願う気持ちは，プロもアマチュアも変わらないものだと思います。一音一音を大切に，と自分に言い聞かせながら演奏しています。
　これまで，合奏などでは責任のある立場に立つ機会もありました。伝統や体質との間で戸惑いもあり，試行錯誤の連続ですが，少しでも良い演奏を目指して，出来る限りのことをしていきたいと思います。
今後とも，音楽協会の皆様には様々な場面でお世話になると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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■プログラム/
G.F.ヘンデル：フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調ＨＷＶ367a／宍戸良子(VFl)森洋子(Cem）
O.レスピーギ：舞踏への誘い
E.ヴォルフ＝フェラーリ：道行く若い人よ
A.カゼッラ：美しい人よ、私の心の光よ／堀川智美(S)畑中佳子(p)
F.リスト：巡礼の年 第２年補遺《ｳﾞｪﾈﾂｨｱとﾅﾎﾟﾘ》よりタランテラ
／佐藤絵里子(p)
P.マスカーニ：《ｶｳﾞｧﾚﾘｱ・ﾙｽﾃｨｶｰﾅ》より間奏曲
E.エルガー：弦楽セレナーデOp.20／嶋田利子(solo vn)・田中信・福中香織(1st vn)・前田由季・山本美和子(2nd vn)丸山徹・石黒浩治(3rd Vn)宮入健郎(p)
J.S.バッハ:《音楽の捧げもの》BMV1079よりトリオ・ソナタ第１・２楽章／池田桂子(fl)渡邉拓也(Vn)森洋子(Cem)菊地香緒理(Vc)
G.プッチーニ：《ﾄｩｰﾗﾝﾄﾞｯﾄ》よりお聞き下さい王子様・氷のような姫君の心も
G.ヴェルディ：《仮面舞踏会》より死にましょう、でも その前に／増田朗子(Sop)高橋セリカ(p)
F.ミニョーネ：１２の街角のワルツ 3番 11番 12番／堀内由美子(p)
F.リスト：巡礼の年 第1年《ｽｲｽ》よりオーベルマンの谷／中田久美子(p）
C.ライネッケ：フルートソナタ ホ短調 Op.167《ｳﾝﾃﾞｨｰﾈ》第3・4楽章／松石隆(Fl)高橋セリカ(p)