11/16 秋季定期演奏会

秋季定期演奏会表.jpg平成25年度函館音楽協会秋季定期演奏会が11月16日(土)18時30分より函館市芸術ホールにて開催されました。ピアノ2人、2台ピアノ1組、ソプラノ3組、バリトン1組、リコーダーアンサンブル1組、リコーダー1組、ヴァイオリン1組の10ステージが披露されました。
平成25年度 秋季定期演奏会
■日時/2013年11月16日(土) 開演18:30 
■場所/函館市芸術ホール(ハーモニー五稜郭)
■料金/一般1000円 学生700円
■主催/函館音楽協会
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秋季定期演奏会に出演して                             
                                    
  寺井かえ
今回、久々に定期演奏会に出演させていただきました。
前回出演したのは平成14年の春季でしたので、実に11年半振りとなります。
その間、ジュニアコンサートや学生コンサートには伴奏で出ていたのであまり久々感は
ないのですが(笑)
今季の定演ではヘルマン・ゲッツと言う、あまり日本では馴染みのない作曲家(唯一有名なオペラ「じゃじゃ馬ならし」でも日本初演が2009年)のピアノトリオを弾かせていただきました。私は中学生の頃からFM放送のエアチェックが趣味でピアノはもちろんヴァイオリン属の器楽曲、室内楽曲、管弦楽曲、オペラ等撮りためては楽しんでいました。
音大時代には有名作曲家のマイナーな曲、無名作曲家の隠れた名曲を探すことがライフワークとなりました。現在はYou tube等で海外のコンサートも簡単に見る事ができますが、当時は音源や楽譜を入手するのは地方ではなかなか大変でした。ちょうどレコードからCDに移行する頃で、たまたま入手したマイナー作曲家(フィビヒ、グレチャニノフ、キール…etc.)のCDの中に今回演奏したゲッツがありました。
ゲッツを初めて聴いた時「何て美しい曲なのだろう」と驚き、有名でないのが不思議なくらいでした。「いつか演奏してみたい。」と思いましたが、国内で楽譜が入手できず、その数年後ウィーンの老舗楽譜店(しかも店頭に無く地下の倉庫)でやっと手に入れました。
とても嬉しくて、帰国便の中で楽譜を眺めてはニヤニヤしてる変な日本人になっておりました。しかし、日々の忙しさに追われいつしか弾きたい思いも鎮火しておりました。
が、今回、音協の「ヴェルディ、ワーグナー時代までの作曲家」と言うテーマを見た途端ゲッツ熱がメラメラと再燃!札幌のチェロ奏者藤田淳子さんとゲッツを知った頃はまだ産まれていなかった娘のヴァイオリンの協力を得て、ゲッツ初聴きから25年、ついにゲッツを演奏する事ができ感慨深いものがありました。もちろん反省すべき点もありますので益々精進していつか全楽章演奏をしたいと思います。これからも地道に知られてない良曲を探し機会があれば演奏したいと思います。末筆になりましたが、今回この様な機会を与えて下さった音楽協会、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。001.jpg002.JPG003.JPG004.JPG006.jpg007.jpg008.jpg009.jpg010.jpg011.JPGA.jpg